ライダーなら一つは持ちたいホームグラウンドと言えるツーリングルート。管理人の場合、それが秩父エリアです。
もう数十回と通った道なのに、新しい発見が必ずあり、それでいてあたたかく、懐かしい気分を呼びお起こしてくれるエリアなんです。
特にお気に入りは、山の緑がますます濃くなる奥秩父。武甲山を越え、荒川の上流へと分け入って行くと、バイクに乗る幸せを体中で感じることができるような、気持ちの良いワインディングルードがいくつもつながっています。
今日も栃本の関所前までやって来て、山間の風景をW650共にパチリ。どうです?
結構良い雰囲気でしょう?秩父をさらに奥へとすすむと、どうしても国道が引けなかったと言われる雁坂峠があり、その向こうは甲斐の国山梨県。
今では雁坂トンネルが開通しているので、秩父、甲府を楽しむ欲張りなツーリングも可能です。でも日帰りならば、この奥秩父辺りが限界。同じ県内とはいえ、高速を使わず、R255、R299、そして彩甲斐街道と呼ばれるR140を走って実は120km以上も走って来ているのです。
もう近場とは言えないかもしれませんね。(笑)
栃本を過ぎて、ぶらぶら山の小道を走っていると、林の中になんとカモシカの親子を発見!親のカモシカにはちょっと警戒されてしまいましたが、「ちょっとだけ待って!写真撮るだけだから!」と心の中で叫びながら、あわてて準備して撮ったのがこの1枚です。
どうです?すごいでしょ!奥秩父って、野生のカモシカがいるんですよ!撮った自分もどビックリです。
同じ埼玉在住の友人たちに聞いても、「ええええっ!カモシカってもっと北の方にいるんじゃないの!」って驚きの反応がもらえます。
でもそのときすぐそばにいた現地のおばさんは、カモシカなど珍しくもないのか見向きもせずに、庭の花に水やりをしてらっしゃいました。うーん、何度来ても奥が深いぞ奥秩父。
そして最後はお楽しみの温泉浴。秩父には温泉、鉱泉など無数の湯どころがあり、悩むところですが、今回は道の駅「大滝温泉」の遊湯館に立ち寄りました。
大人600円と安価な料金設定の上、湯船から川岸の風景が眺められ、ゆっくりつかれるいい温泉です。疲れが取れると、またバイクにまたがり帰途へ。
下道オンリーで走行距離は250km。近場ながら充実感たっぷりのツーリングでした。