思い切ってオイル交換に挑戦!。
オイル交換はバイクを購入したショップに頼んでしまうのが楽ですが、自分の気に入ったブランドのオイルを入れてみたい、あるいはランニングコストをわずかでも抑えたいと思ったら自分でやってみるのも一つの方法です。
とはいえ、オイル交換は失敗すると思わぬ事故につながるのも確か。
まずはバイクショップで自分のバイクのオイル交換を頼み、その方法をしっかり目で憶えるようにしましょう。
腕に自信の有るショップほど、遠慮なく作業を見せてくれます。メンテナンスを自分でやってみるなら、できるだけショップのメカニックと仲良くなって、分からないことがあったら気軽に質問できる関係になりましょう。
ドレンボルトの位置やオイルゲージの見方、オイルの抜き方、入れ方が正確に分かったらいよいよ自分でやってみましょう。
まずはオイル選び。現在はJASO規格でMA(主にオートバイ用)、MB(主にスクーター用)等のバイク用のオイルの規格がありますので、こちらを選びましょう。
最近の四輪用オイルは減摩剤が配合されているため、バイクで使用するとクラッチが滑ってしまう場合があります。
5W-40、10W-30等の数値は、オイルの粘度とその範囲を表すもの。純正指定されているオイルの粘度と同じか、それをカバーしているものを選びましょう。
作業に最低限必要なものとしては、ドレンボルトを開けるレンチとオイルジョッキと廃油を受けるオイルパッド。廃油の処理は処理箱がホームセンター等で売られています。
少しエンジンを暖めからオイルをじっくり時間をかけて抜き取ります。
ドレンを締めて、給油口からオイルジョッキを使って量を正確に計り、オイルタンクにゆっくり入れましょう。
初めてのオイル交換で失敗しがちなのは、オイルの入れ過ぎと、ドレンからオイルを抜くときに大量にこぼしてしまうこと。
ドレンンボルトを外すと相当な勢いでオイルが吹き出して来ることもありますので、大きめのパッドでしっかり受けましょう。
処理箱にオイルを入れるのはパッドからが安全です。また、オイルゲージは、オイルがエンジン内を循環した状態でないと正確な量が分かりません。
まずは規定量より、少なめのオイルを入れ、エンジンを少し回して、様子を見ながら少しずつオイルを足して行くのが正しいやり方です。
ジョッキやパッド、処理箱等の費用を考えると、もし1回限りなら、ショップに頼んでしまった方が安上がりです。
しかし、オイル交換はバイク整備の基本の一つです。これを自分でやっていることで、バイクの好不調を気づくチャンスにもなります。
長くつきあいたいバイクなら、ぜひ自分でやってみることをお薦めします。